ヨロン島に来る人に知ってもらいたい「拾い箱」と、島民の海ゴミに対する取り組み
ヨロン島には「拾い箱」というものがありますが、皆さんご存知でしょうか?
「拾い箱」ってなに?
海岸などで拾ったゴミを入れる木箱。現在9ヵ所の浜に設置してあります。観光で来られた方も、海岸でゴミを見つけたらこの「拾い箱」に入れてくださいね!でもゴミ箱では無いので、自分で出したゴミは入れないで下さいね。
「拾い箱」の生い立ち
2014年にUターンした島の若者が、帰郷した翌日から一人で海岸のゴミ拾いを始めました。その活動は「美ら海プロジェクト365」と名付けられ、口コミで広まり、島民や観光客らも加わるようになりました。
けれど時間や場所を指定する活動への違和感もあり、「イベントではなく、ゴミを拾うことを習慣にしたい」そういう思いで、2年間で延べ6800人が参加したこの活動を辞め、彼自身は散歩の途中などにゴミを拾うようになりました。
そこで考案されたのが、誰でもいつでも拾える「拾い箱」でした。
島民の海ゴミに対する取り組み
ゴミ拾いを習慣にさせてくれる「拾い箱」が誕生しましたが、海岸清掃をする団体が無くなったわけではありません。現在もヨロン島では「海謝美」(うんじゃみ)というグループが、毎朝ボランティアで海岸の清掃を行っています。また、小学校やB&G海洋センター、観光協会などでも年に数回、海岸清掃の日を設けており、島をあげて海岸清掃に取り組んでいます。
誰でもいつでも拾える「拾い箱」、グループで楽しみながら活動する「海謝美」、そして普段浜に来ない人にも興味をもってもらえるビーチクリーンイベント。美しい砂浜を保つために、島民によって様々な取り組みが行われています。
環境と観光の両立
ヨロン島が目指すのは「人が来れば来るほど、砂浜がきれいになる島」。島民も観光で来られる皆さんも、一緒になって美しいヨロンの海を守っていけたら嬉しいです。「海謝美」は観光客の方でも参加可能だそうですよ♪「拾い箱」もぜひ、活用してくださいね!
ヨロン島の取り組み「一人の100歩から100人の一歩へ「拾い箱」プロジェクト」が、海ごみゼロアワードという場で奨励賞を受賞しました!
「一人の100歩から100人の一歩へ「拾い箱」
こちらから動画が観れます↓↓
#拾い箱